ニュージーランドでの出産 本番編
2014年 07月 16日
前駆陣痛、というものを体験しました。その日の前日におしるし(Show)も来ていた!
夜中の2時から4時にかけて、10分から徐々に5分間隔でお腹が痛くなる。「I have contractions! 陣痛が来た!」と、ミッドワイフに電話するものの、「もっと痛みが強くなったらまた電話して。」との事。睡眠をとっておこうと寝てると、いつのまにか夜が明け、遠のいていた… 偽物にまんまと騙されましたとさ。お腹の痛さは生理痛のような我慢できる程度でした。
次の夜。夜8時頃、うとうと寝てるとお腹の痛さで起きました。「ま~た偽物か!今回は騙されへんぞ。」と様子を見る事に。痛さは昨夜よりも痛い感じ。念のため、と間隔をはかってみると、夜中2時くらいから規則的になりだし、結構痛い!そのうち仕事から帰ってきた相方が記録係と撮影班?
「いててててぇ… !!!???」
これが前駆陣痛やったら相当つらい。ネットで調べると、2週間くらい続く人もいるのだとか。でも、今回も騙されたくないから我慢するぞ!と意気込むも、寝るにも寝れず、どんどん間隔が短くなってくる。どんな体勢をしても痛い。痛みを逃すために四つん這いで、足をバタバタさせてみる。5分間隔になったので、横で寝ていた相方を起こし、「病院電話してー!」と頼んでみました。すると、またまた「もっと痛みが長く、強くなってからもっかい連絡して。」と言われ、またまた耐えること数十分。今度は2、3分間隔になり、痛みもハンパない。これが偽物やったら超つらいんですけど?!もー耐えれません。今度は担当のミッドワイフ直接電話してみた。すると、「今すぐ病院おいで!」とのこと。
朝方4時。予め用意しておいた入院セットを持って、霜がおりている寒空の中、安全運転でティマルへ出発。道中1時間半の車内は、陣痛に耐えるのに必死。今思うと相当つらかったなぁー。
病院に到着すると担当ミッドワイフが待っててくれて、すぐにBirth Unit(分娩室)へ。陣痛の痛さを紛らわす為、Nitrous Oxideという窒素ガスを吸う。けど、ほんと気休めという程度で、効いてるのか分からない。陣痛が来たら大きく息を吸い、ガスを吸うのですが、陣痛が痛すぎて、ろくな息使いができません。このガス、ちなみに通称Laughing Gasとも言われていて、始めの何吸いかで、ケラケラ笑ってました、わたし。効いてんじゃん!(笑)子宮口は5センチ!あと半分がんばれー!
ベッドの隣にはバスタブもあります。長丁場になるので、お湯をはってお風呂タイム♪ 結構痛さが紛れて、とっても心地よかったです。5分間隔の陣痛の間のつかぬまの安らぎ… 天国と地獄の繰り返し。「陣痛の痛みが強い方だから、お産も早いかもね。6時間後のランチタイムくらいかな。」とミッドワイフ。このまま6時間もこの状態なんて信じられへん!?と先が思いやられます。そうこうしてるうちに1時間半が経ちました。
あー、相当つらい。横では相方は心配な顔つきながらもコーヒー飲みながらミッドワイフとおしゃべり。そんな2人の会話を聞きながら、陣痛に耐える耐える。ガスよりも更に強い痛みどめがPathidine。直接体内に入れる薬で、Spaced out するそうです。いわゆる、宇宙にぶっとんじゃう系?ちょっと体験してみたいけど、結局お目にかかれず。
「プッシュしたくなったらやってみなさい。」という助言に1度プッシュしてみる。プッシュの仕方はウンチを出す感じ。お?なんだかいつもの感覚と違う。そして2度目。もーやだっ!限界っ!と思いきってプッシュしてみると。
「じょじょじょー!」
破水(Waters Break) したようです。あたしは気付いてなかったのですが、バスタブが物語ってました。「Ryo! Ready to go!!」というミッドワイフの掛け声に茫然。それまで痛かったお腹が、完全「無」の状態で、何の痛さもない。この静けさが、これからどうなるの?と更に不安と恐怖が襲ってきました。
ベッドに戻り、横向きに横たわる。一瞬の静けさが一変!今までの間隔より更に短い時間で陣痛が襲ってきます。ガンッッガンッkツ!!ガッツンっがっつんっっッ!!やってきます。プッシュしたくなったらしなさい!という助言にとまどいながら、無理やりプッシュしてみるもなんだかうまくいかない。体勢を四つん這いに変えて、更に何度かプッシュ。「3秒間のプッシュを3回ずつやってみなさい!」とミッドワイフ。
う~~~ん!うーーーん!と何度かいきむ。すると、陣痛の痛さとは裏腹に、今度は下の方が急激に痛くなってきました。もろに赤ちゃんが産道を通ってるーー!!??今までに経験したことのな痛さでした。直径3センチくらい、頭が見え始めました。分娩室にはミッドワイフと相方とあたしの3人。必死に介護する相方も焦ってます。
次のターンでもっかいこんな痛みに耐えるのだったら、もう終わりにしたい!と痛恨のいきみを出した瞬間、一気にぼろ~ん!!と我が子が誕生!!通常、ゆっくり出てくるものが、耐えきれず一気にだしてしまい、会陰は3か所、色んな方向に裂けてしまったもようです。あまりの速さに会陰切開もできず。後々、下半身麻酔のオペで縫合。2日間は尿の管を通され、寝たきりとなりました。
この世の痛さと思えない痛みを耐え、念願の我が子とご対面~!!!やっと会えたねーー!!
感動的な出会いに号泣!と思い描いていたのですが… 下の痛さでそれどころじゃなかった、というのが現実でした(笑)
6月27日、朝7時39分。3070グラムの旦那のお父さんに似た?元気の良い女の子。両親に似て、髪の毛もふっさふさです。病院に来てなんと2時間半でのスピード出産でした。ありがたや~♪ でも、次回は Epidural (無痛分娩)がいいなーと思うのでした。
現在、初育児に奮闘中。不規則な生活リズムに振り回され、常に睡眠不足との戦いですが、日に日に増していく我が子への愛情に癒される毎日です♪♪♪ 無事に産まれてきてくれてありがとう、もりーちゃん!
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夜中の2時から4時にかけて、10分から徐々に5分間隔でお腹が痛くなる。「I have contractions! 陣痛が来た!」と、ミッドワイフに電話するものの、「もっと痛みが強くなったらまた電話して。」との事。睡眠をとっておこうと寝てると、いつのまにか夜が明け、遠のいていた… 偽物にまんまと騙されましたとさ。お腹の痛さは生理痛のような我慢できる程度でした。
次の夜。夜8時頃、うとうと寝てるとお腹の痛さで起きました。「ま~た偽物か!今回は騙されへんぞ。」と様子を見る事に。痛さは昨夜よりも痛い感じ。念のため、と間隔をはかってみると、夜中2時くらいから規則的になりだし、結構痛い!そのうち仕事から帰ってきた相方が記録係と撮影班?
「いててててぇ… !!!???」
これが前駆陣痛やったら相当つらい。ネットで調べると、2週間くらい続く人もいるのだとか。でも、今回も騙されたくないから我慢するぞ!と意気込むも、寝るにも寝れず、どんどん間隔が短くなってくる。どんな体勢をしても痛い。痛みを逃すために四つん這いで、足をバタバタさせてみる。5分間隔になったので、横で寝ていた相方を起こし、「病院電話してー!」と頼んでみました。すると、またまた「もっと痛みが長く、強くなってからもっかい連絡して。」と言われ、またまた耐えること数十分。今度は2、3分間隔になり、痛みもハンパない。これが偽物やったら超つらいんですけど?!もー耐えれません。今度は担当のミッドワイフ直接電話してみた。すると、「今すぐ病院おいで!」とのこと。
朝方4時。予め用意しておいた入院セットを持って、霜がおりている寒空の中、安全運転でティマルへ出発。道中1時間半の車内は、陣痛に耐えるのに必死。今思うと相当つらかったなぁー。
病院に到着すると担当ミッドワイフが待っててくれて、すぐにBirth Unit(分娩室)へ。陣痛の痛さを紛らわす為、Nitrous Oxideという窒素ガスを吸う。けど、ほんと気休めという程度で、効いてるのか分からない。陣痛が来たら大きく息を吸い、ガスを吸うのですが、陣痛が痛すぎて、ろくな息使いができません。このガス、ちなみに通称Laughing Gasとも言われていて、始めの何吸いかで、ケラケラ笑ってました、わたし。効いてんじゃん!(笑)子宮口は5センチ!あと半分がんばれー!
ベッドの隣にはバスタブもあります。長丁場になるので、お湯をはってお風呂タイム♪ 結構痛さが紛れて、とっても心地よかったです。5分間隔の陣痛の間のつかぬまの安らぎ… 天国と地獄の繰り返し。「陣痛の痛みが強い方だから、お産も早いかもね。6時間後のランチタイムくらいかな。」とミッドワイフ。このまま6時間もこの状態なんて信じられへん!?と先が思いやられます。そうこうしてるうちに1時間半が経ちました。
あー、相当つらい。横では相方は心配な顔つきながらもコーヒー飲みながらミッドワイフとおしゃべり。そんな2人の会話を聞きながら、陣痛に耐える耐える。ガスよりも更に強い痛みどめがPathidine。直接体内に入れる薬で、Spaced out するそうです。いわゆる、宇宙にぶっとんじゃう系?ちょっと体験してみたいけど、結局お目にかかれず。
「プッシュしたくなったらやってみなさい。」という助言に1度プッシュしてみる。プッシュの仕方はウンチを出す感じ。お?なんだかいつもの感覚と違う。そして2度目。もーやだっ!限界っ!と思いきってプッシュしてみると。
「じょじょじょー!」
破水(Waters Break) したようです。あたしは気付いてなかったのですが、バスタブが物語ってました。「Ryo! Ready to go!!」というミッドワイフの掛け声に茫然。それまで痛かったお腹が、完全「無」の状態で、何の痛さもない。この静けさが、これからどうなるの?と更に不安と恐怖が襲ってきました。
ベッドに戻り、横向きに横たわる。一瞬の静けさが一変!今までの間隔より更に短い時間で陣痛が襲ってきます。ガンッッガンッkツ!!ガッツンっがっつんっっッ!!やってきます。プッシュしたくなったらしなさい!という助言にとまどいながら、無理やりプッシュしてみるもなんだかうまくいかない。体勢を四つん這いに変えて、更に何度かプッシュ。「3秒間のプッシュを3回ずつやってみなさい!」とミッドワイフ。
う~~~ん!うーーーん!と何度かいきむ。すると、陣痛の痛さとは裏腹に、今度は下の方が急激に痛くなってきました。もろに赤ちゃんが産道を通ってるーー!!??今までに経験したことのな痛さでした。直径3センチくらい、頭が見え始めました。分娩室にはミッドワイフと相方とあたしの3人。必死に介護する相方も焦ってます。
次のターンでもっかいこんな痛みに耐えるのだったら、もう終わりにしたい!と痛恨のいきみを出した瞬間、一気にぼろ~ん!!と我が子が誕生!!通常、ゆっくり出てくるものが、耐えきれず一気にだしてしまい、会陰は3か所、色んな方向に裂けてしまったもようです。あまりの速さに会陰切開もできず。後々、下半身麻酔のオペで縫合。2日間は尿の管を通され、寝たきりとなりました。
この世の痛さと思えない痛みを耐え、念願の我が子とご対面~!!!やっと会えたねーー!!
感動的な出会いに号泣!と思い描いていたのですが… 下の痛さでそれどころじゃなかった、というのが現実でした(笑)
6月27日、朝7時39分。3070グラムの旦那のお父さんに似た?元気の良い女の子。両親に似て、髪の毛もふっさふさです。病院に来てなんと2時間半でのスピード出産でした。ありがたや~♪ でも、次回は Epidural (無痛分娩)がいいなーと思うのでした。
現在、初育児に奮闘中。不規則な生活リズムに振り回され、常に睡眠不足との戦いですが、日に日に増していく我が子への愛情に癒される毎日です♪♪♪ 無事に産まれてきてくれてありがとう、もりーちゃん!
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by ryosdesign
| 2014-07-16 11:33
| 出産・育児